スウェーデン中央銀行のリクスバンクは4月26日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.5%にすると発表した。インフレ率の急上昇を受けて昨年4月から金融引き締めを進めているが、なお記録的な物価高が続いていることから追加利上げに踏み切った。
0.5ポイントの利上げは2会合連続。政策金利は2008年10月以来の高水準に達した。一方、リクスバンクはインフレ率が鈍化傾向にあるため、金融引き締めのペースを緩める意向を表明。6月または9月に0.25ポイント引き上げる方針を示した。これを受けて、同国通貨のスウェーデン・クローナは先安観が広がり、同日に対ユーロで約1%下落した。