携帯電話サービス大手の英ボーダフォンが11日発表した2014年9月中間決算の純利益は55億100万ポンド(約70億3,000万ユーロ)となり、前年同期から69.5%減少した。売上高は8.9%増の207億5,200万ポンドに拡大したが、前年同期に米合弁会社ベライゾン・ワイヤレスの株式45%を売却したことによる多額の特別利益を計上した反動で大幅減益となった。
独ケーブルテレビ(CATV)最大手カベル・ドイチェランドとスペインの同最大手オノの買収と伴うコストも利益を大きく圧迫した。ただ、減益幅は予想を下回り、ボーダフォンが通期の業績見通しを上方修正したことから、同社の株価は同日に急上昇した。