EU統計局のユーロスタットが17日発表した2013年の研究開発(R&D)投資に関する統計によると、EU28カ国のR&D向け支出は官民合わせて2,734億6,400万ユーロだった。域内総生産(GDP)に占める割合は2.02%となり、10年前の1.76%から拡大したが、日米などを下回っている。
R&D支出は日本(2011年)がGDP比3.38%、米国(12年)が2.81%、韓国(11年)が4.04%で、EUを上回った。
EUのR&D支出の内訳は民間企業が64%で最高。高等教育機関が23%、政府が12%、民間の非営利団体が1%となっている。国別ではフィンランドがGDP比3.32%でトップ。このほかスウェーデンが3.21%、デンマークが3.05%と3%を超え、北欧勢が上位を占めた。最低はルーマニアの0.39%だった。