欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/11/24

西欧

仏フラマンヴィル原発、稼働開始が17年に延期

この記事の要約

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は18日、ノルマンディー地方のフラマンヴィルに次世代の原子力発電所を建設するプロジェクトについて、原子炉を供給する仏原子力会社アレバによる設備納入が遅れているため、稼働開始が1年遅 […]

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は18日、ノルマンディー地方のフラマンヴィルに次世代の原子力発電所を建設するプロジェクトについて、原子炉を供給する仏原子力会社アレバによる設備納入が遅れているため、稼働開始が1年遅れの2017年になると発表した。

フラマンヴィル原発はフランスで15年ぶりに新設される原発で、出力は1,650メガワット(MW)。アレバが開発した次世代の欧州加圧水型原子炉(EPR)を採用する。2012年の完成を目指して07年12月に着工したが、作業が難航し、稼働開始予定が16年にずれ込んでいた。今回の発表で、さらに1年遅れることになる。

EDFによると、さらなる遅延はアレバによる原子炉のリッド(蓋)、圧力容器の内部構造の部品などの供給が遅れているのが理由という。