EU統計局ユーロスタットが11月28日発表したユーロ圏の10月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、3カ月連続で同水準だった。EU28カ国ベースの失業率も横ばいの10%だった。(表参照)
域内の雇用は改善しつつあるが、失業率はなお高水準で、最悪のギリシャは25.9%(8月現在)、スペインは24%と、4人に1人が職のない状況にある。このほかフランス、イタリア、アイルランド、ポルトガル、スロバキア、ブルガリア、クロアチア、キプロスで10%を超えている。
同月の失業者数はユーロ圏が前月比6万人増の1,839万5,000人、EUが4万2,000人増の2,441万3,000人と推定されている。