欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/1

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏失業率、11月も11.5%

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが11月28日発表したユーロ圏の10月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、3カ月連続で同水準だった。EU28カ国ベースの失業率も横ばいの10%だった。(表参照) 域内の雇用は改善し […]

EU統計局ユーロスタットが11月28日発表したユーロ圏の10月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、3カ月連続で同水準だった。EU28カ国ベースの失業率も横ばいの10%だった。(表参照)

域内の雇用は改善しつつあるが、失業率はなお高水準で、最悪のギリシャは25.9%(8月現在)、スペインは24%と、4人に1人が職のない状況にある。このほかフランス、イタリア、アイルランド、ポルトガル、スロバキア、ブルガリア、クロアチア、キプロスで10%を超えている。

同月の失業者数はユーロ圏が前月比6万人増の1,839万5,000人、EUが4万2,000人増の2,441万3,000人と推定されている。