欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/4/28

西欧

シーメンスが北京汽車と合弁、EV用モーター生産で

この記事の要約

独電機大手のシーメンスは20日、中国の自動車大手・北京汽車と共同で電気自動車(EV)、ハイブリッド車用モーターの合弁生産会社を設立することで合意したと発表した。シーメンスは自動車部品事業から2007年に撤退しており、今回 […]

独電機大手のシーメンスは20日、中国の自動車大手・北京汽車と共同で電気自動車(EV)、ハイブリッド車用モーターの合弁生産会社を設立することで合意したと発表した。シーメンスは自動車部品事業から2007年に撤退しており、今回の合弁により再参入することになる。出資比率や出資額は明らかにしていない。

合弁会社は北京に工場を開設し、年内に生産を開始。15年に量産体制に入る。年産能力は10万台強で、両社は将来引き上げることも視野に入れている。

中国では工場や自動車の排ガスでスモッグが深刻化し、政府は環境対策の強化に乗り出している。両社はこれに沿ってモーターを合弁生産し、北京汽車の3モデル(S、C、Lシリーズ)に供給する。