オランダのスポーツカー・メーカー、スパイカーは2日、会社更生手続きを地元フレヴォラント州の地方裁判所に申請した。経営悪化で資金繰りに行き詰ったためで、資産保全を取り付けた上で、再建を模索する。
スパイカーはカスタムメイドの高級スポーツカーを手がけるメーカー。かつてはF1レースに参戦し、スウェーデン自動車大手サーブを買収したこともあったが、これらの事業への投資が失敗したことなどで資金繰りが悪化。オランダにある工場のリース代金の支払いに行き詰まり、11月に裁判所から同工場からの退去を命じられていた。