欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/8

東欧・ロシア・その他

トヨタ、ロシア工場で新型「カムリ」の生産開始

この記事の要約

トヨタ自動車は2日、ロシアのサンクトペテルブルク工場で新型「カムリ」の生産を開始した。新型モデルの生産開始に向け、同工場に27億ルーブルを投資して、プラスチック射出成形およびスチールスタンピングの2工程の生産設備を新たに […]

トヨタ自動車は2日、ロシアのサンクトペテルブルク工場で新型「カムリ」の生産を開始した。新型モデルの生産開始に向け、同工場に27億ルーブルを投資して、プラスチック射出成形およびスチールスタンピングの2工程の生産設備を新たに導入した。これにより現地調達部品の割合は従来の15%から、新型モデルでは30%に上昇した。

サンクトペテルブルク工場では生産能力を現在の年5万台から2015年末までに2倍の年10万台に拡大する計画。また、2016年にはSUV「RAV4(ラヴフォー)」の生産も開始する。これらの計画に伴い、人員を約800人増強する。

サンクトペテルブルク工場は2007年12月にカムリの生産を開始した。従業員数は現在、約1,830人で、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン市場向けに生産している。カムリはトヨタのロシア市場の年間販売の約21%を占めている。