仏小売り大手カルフールが16日発表した2014年10~12月期(第4四半期)の売上高は226億2,000万ユーロで、前年同期から2%増加した。販売は中国で落ち込んだが、フランスに次ぐ市場であるブラジルが好調で、小幅ながら増収を確保した。
中国の売上高は個人消費の鈍化で7.8%減少した。しかし、ブラジルで10%増(継続事業ベース)となったほか、欧州がイタリアを除いて伸びた。フランスは1.1%増だった。
カルフールは同日、ブラジル部門の好調を受けて、現地法人の新規株式公開(IPO)を年内に実施する意向を表明した。