ドイツ機械工業連盟(VDMA)は15日、国内の洋上風力発電施設の発電能力が昨年末時点で1,049.2メガワット(MW)となり、初めて1ギガワット(1,000MW)を突破したと発表した。昨年1年間に設置されたものはそのうち528.9MWを占めており、1年間で2倍以上に拡大したことになる。風力タービンの数も142基増えて258基となっており、洋上風力発電が急速に増えていることが分かる。
すでにタービンが設置されたものの、送電を開始していないものは昨年末時点で計285基に上った。発電能力は計1,303.1MWに上っており、今年はドイツ全体の発電能力が2ギガに達する見通し。発電設備用の土台が完成しているもの(タービンは未設置)も220基あり、洋上風力発電の発電能力を2020年までに6,500MWに拡大するという政府計画の実現は現実味を帯びてきた。