欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/2

西欧

ドイツ銀行が10~12月期に黒字転換、投資銀行部門が好調

この記事の要約

独最大手銀行のドイツ銀行は1月29日発表した2014年10~12月期(第4四半期)決算で4億4,100万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(13億6,500万ユーロ)から黒字に転じた。投資銀行部門が好調だったほか、訴 […]

独最大手銀行のドイツ銀行は1月29日発表した2014年10~12月期(第4四半期)決算で4億4,100万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(13億6,500万ユーロ)から黒字に転じた。投資銀行部門が好調だったほか、訴訟関連の引当金が減り、収益が改善した。

総収入は19%増の78億3,400万ユーロ。投資銀行部門は有価証券、為替取引業務の収入増加などに支えられ、20%増の29億8,800万ユーロに伸びた。このほか、訴訟関連の引当金が11億1,100万ユーロから2億700万ユーロに縮小し、収益を押し上げた。

12月通期の最終損益は16億9,100万ユーロの黒字で、黒字幅は前期の6億8,100万ユーロから急増。総収入は319億5,000万ユーロで、前期(319億1,500万ユーロ)とほぼ同水準だった。