EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の2014年12月の生産者物価(建設業を除く)は前年同期比2.7%の低下となり、17カ月連続で下落した。下げ幅は前月の1.6%から膨らんだ。(表参照)
分野別では原油安を受けてエネルギーの下げ幅が8.3%と、前月の4.9%から急拡大。中間財と非耐久消費財が1%の幅で低下した。資本財は0.6%、耐久消費財は1.3%の上昇となった。
EU28カ国ベースの生産者物価は3.1%低下。プラスとなったのはラトビアだけだった。主要国の下げ幅はドイツが1.6%、フランスが2.8%、イタリアが2.1%、スペインが3.7%、英国が6%となっている。