EU統計局ユーロスタットは12日、ユーロ圏の2014年12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で横ばいだったと発表した。伸び率は9月から3カ月連続でプラスとなっていたが、景気停滞を受けてゼロに失速した。(表参照)
分野別では中間財が1.1%、資本財が0.2%、エネルギーが1%、耐久消費財が2.3%の幅で前月から上昇したが、非耐久消費財が2.8%低下と不振だった。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.1%増。主要国ではドイツが0.5%、フランスが1.6%、イタリアが0.4%の幅で上昇したが、英国とスペインが0.2%低下した。
前年同月比ではユーロ圏が0.2%の低下、EUが0.3%の上昇だった。