2015/3/2

西欧

西電力大手イベルドローラ、米UILを買収

この記事の要約

スペイン電力最大手イベルドローラは2月26日、米同業UILホールディングスを買収することで合意したと発表した。取引規模は現金と株式を合わせ約30億米ドル。規制当局の承認を経て年内に買収手続を完了する。 イベルドローラはU […]

スペイン電力最大手イベルドローラは2月26日、米同業UILホールディングスを買収することで合意したと発表した。取引規模は現金と株式を合わせ約30億米ドル。規制当局の承認を経て年内に買収手続を完了する。

イベルドローラはUILを米子会社と統合し、統合後の新会社を米国で上場させる計画。また、今後5年間で電力・ガス供給インフラに69億ドルを投資する。新会社はニューヨーク州、コネチカット州、メーン州、マサチューセッツ州で計310万件の顧客を持ち、時価総額は約180億ドルと米国の公益企業で上位20社に入る。

スペインでは欧州債務危機の影響でエネルギー需要が低迷していることに加え、政府のエネルギー改革に伴う税改正などの影響で、電力・ガス会社の収益環境は厳しくなっている。このためイベルドローラは成長が見込める海外事業への投資を強化する方針を打ち出しており、昨年10月には海外にある再生可能エネルギー資産の一部売却に向け米JPモルガン・チェースと契約。売却で得た資金を米国での投資に活用する考えを示していた。