欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/9

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏失業率、1月は11.2%に低下

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の1月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.2%となり、前月の11.3%(速報値の11.4%から修正)から0.1ポイント改善した。失業率の低下は3カ月連続。依然として高いが […]

EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の1月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.2%となり、前月の11.3%(速報値の11.4%から修正)から0.1ポイント改善した。失業率の低下は3カ月連続。依然として高いが、前年同期の11.8%を大きく下回り、12年4月以来の低水準まで縮小した。(表参照)

EU28カ国ベースの失業率は前月を0.1ポイント下回る9.8%。国別ではギリシャが25.8%(昨年11月現在)と、前年同月の27.7%から改善したものの、なお4人に1人が失業状態にある。スペインは23.4%で、前月から0.2ポイント低下。このほか主要国ではドイツが4.7%、フランスが10.2%、イタリアが12.6%となり、いずれも0.1ポイント改善した。

同月の失業者数はユーロ圏が前月を14万人下回る1,805万9,000人、EUが15万6,000人減の2,381万5,000人と推定されている。