EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で3.4%下落し、18カ月連続でマイナスとなった。下げ幅は前月の2.6%から膨らんだ。(表参照)
分野別ではエネルギーの下げ幅が10.2%となり、前月の8.3%から大きく拡大した。中間財は1.6%、非耐久消費財は1.1%低下した。資本財は0.7%、耐久消費財は1%の幅で上昇した。
EU28カ国ベースの生産者物価は4.1%低下。上昇したのはルクセンブルクだけだった。主要国の下げ幅はドイツが2.2%、フランスが3.3%、スペインが2.8%、英国が9.5%となっている。