欧州中央銀行(ECB)は16日、デフレ対策として開始した量的金融緩和で、第1週に買い入れた国債などの総額は97億5,100万ユーロだったと発表した。買い取りは月600億ユーロという想定額を下回るペースとなった。
ECBは昨年に資産担保証券(ABS)、担保付き債券(カバードボンド)の買い入れを開始したが、デフレ懸念が払しょくされないことから、ユーロ参加国の国債やEUの機関が発行する債券、社債なども買い取る量的緩和の実施を1月に発表。9日に開始していた。
第1週に購入した債券の内訳は不明。ECBは4月7日から毎月1回、購入の詳細を公表することになっている。