欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/23

総合 – 欧州経済ニュース

ECB量的緩和の第1週、国債など97億ユーロ購入

この記事の要約

欧州中央銀行(ECB)は16日、デフレ対策として開始した量的金融緩和で、第1週に買い入れた国債などの総額は97億5,100万ユーロだったと発表した。買い取りは月600億ユーロという想定額を下回るペースとなった。 ECBは […]

欧州中央銀行(ECB)は16日、デフレ対策として開始した量的金融緩和で、第1週に買い入れた国債などの総額は97億5,100万ユーロだったと発表した。買い取りは月600億ユーロという想定額を下回るペースとなった。

ECBは昨年に資産担保証券(ABS)、担保付き債券(カバードボンド)の買い入れを開始したが、デフレ懸念が払しょくされないことから、ユーロ参加国の国債やEUの機関が発行する債券、社債なども買い取る量的緩和の実施を1月に発表。9日に開始していた。

第1週に購入した債券の内訳は不明。ECBは4月7日から毎月1回、購入の詳細を公表することになっている。