2015/3/23

東欧・ロシア・その他

セルビア鉄鋼会社、オランダ企業が買収へ

この記事の要約

セルビアのブチッチ首相は17日、国有鉄鋼会社ジェレザラ・スメデレヴォの経営権をオランダのエンジニアリング会社HPKに譲渡することを明らかにした。民営化の実現と生産量の拡大が狙い。HPKは今後9カ月以内に2,000万ドル( […]

セルビアのブチッチ首相は17日、国有鉄鋼会社ジェレザラ・スメデレヴォの経営権をオランダのエンジニアリング会社HPKに譲渡することを明らかにした。民営化の実現と生産量の拡大が狙い。HPKは今後9カ月以内に2,000万ドル(約1,880万ユーロ)を投じて第2溶鉱炉を建設し、生産量を現在の年産35万トンから150万トンに引き上げる。取引の総額は明らかになっていないが、HPKはセルビア政府に対し毎月30万ドルを支払うという。

ジェレザラ・スメデレヴォはセルビア唯一の鉄鋼会社で、12年に親会社の米USスチールが撤退したため政府の傘下に入った。しかし鉄鋼市場の冷え込みにより赤字経営が続き、公的資金の投入額は年間約1,440万ユーロに上っていた。

政府は財政再建策の一環として14年10月に同鉄鋼会社の民営化入札を実施。米同業エスマークが応札したものの、今年2月に交渉が決裂した経緯がある。