石油大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは13日、英国で展開する給油所運営事業を縮小すると発表した。下流・小売部門を整理する戦略の一環で、185店の給油所を独立系事業者に売却する。
185店のうち90店はBPブランドの給油所の運営権を持つモーター・フュエル・グループ、68店はユーロ・ガレージズに売却する。残る店舗の売却先も数週間以内に決める予定だ。
シェルは収益力の低い下流、小売部門を縮小し、石油・ガス開発に経営資源を集中する戦略を進めており、昨年にイタリア、ドイツ、ノルウェーなどの関連事業を売却していた。
新たに売却する英国内の給油所は、今後も少なくとも5年間はシェルのブランド名で営業を続け、ガソリンなどをシェルが引き続き供給する。