2015/4/27

EUその他

欧州委、CRHによるセメント大手2社の事業取得を承認

この記事の要約

欧州委員会は24日、アイルランド建材大手のCRHがセメント大手の仏ラファージュとスイスのホルシムから一部事業を取得する計画を承認したと発表した。ラファージュとホルシムは合併の条件としてEUから資産の売却を求められており、 […]

欧州委員会は24日、アイルランド建材大手のCRHがセメント大手の仏ラファージュとスイスのホルシムから一部事業を取得する計画を承認したと発表した。ラファージュとホルシムは合併の条件としてEUから資産の売却を求められており、CRHへの資産売却が承認されたことで、合併へのハードルがクリアされる。

CRHが取得するのは英国、ドイツ、フランス、ルーマニア、ハンガリー、スロバキア、セルビア、米国、カナダ、ブラジル、フィリピンの事業や工場。セメントのほかアグリゲート(骨材)、アスファルト事業が含まれる。対象事業の売上高は51億ユーロに上る。英国ではラファージュ傘下の英建材会社ラファージュ・ターマックを買収し、国内最大手となる。欧州委は、CRHがラファージュとホルシムの事業を取得しても建材市場では十分な競争が確保され、顧客にはサプライヤーの選択肢があるとして、競争法上問題はないとの判断を示した。

セメント販売で世界1位のホルシムと2位ラファージュは昨年4月に合併で合意。新会社「ラファージュホルシム」は売上高が約400億ユーロに上る巨大セメント会社となり、競争上の大きな問題があるため、欧州委は12月に合併を承認する条件として資産の一部売却を要求。両社は今年2月、CRHに一部事業を総額65億ユーロで売却することで合意していた。