フランクフルト証券取引所などを運営するドイツ取引所は5月27日、中国の上海証券取引所(SEE)、中国金融先物取引所(CFFE)と戦略的提携で合意したと発表した。合弁会社「中欧国際取引所(China Europe International Exchange)」をフランクフルトに設立し、中国の株式や債券、上場投資信託(EFT)を中国以外の投資家が人民元で売買できるようにする。
フランクフルトでは中国銀行が人民元の決済業務を手がけており、地元ヘッセン州のアルワジール経済相は「フランクフルトはユーロ圏最大の人民元取引市場としての地位を強化することになる」と述べ、今回の提携に歓迎の意を示した。
合弁会社は第4四半期に立ち上げる予定。出資比率はドイツ取引所とSEEがそれぞれ40%、CFFEが20%となる。