ソフトバンクは1日、昨年に買収した携帯端末向けゲーム大手スーパーセル(フィンランド)の株式22.7%を追加取得し、持ち株比率を73.2%に引き上げたと発表した。
スーパーセルは「クラッシュ・オブ・クラン」、「ヘイ・デイ」などの人気ゲームで知られる企業。ソフトバンクは昨年、同社の株式50.5%を15億3,000万米ドルで取得し、子会社化していた。
スーパーセルは業績が好調で、昨年の売上高は前年の3倍の15億5,000万ユーロに達した。ソフトバンクは「同社とより強固な関係を築くことが、グループの将来的な成長につながる」として、株式の買い増しを決めた。
追加取得するのは既存株主の持ち分。取引の詳細は明らかにしていないが、英フィナンシャル・タイムズはベンチャーキャピタルのアクセルが保有する株式の一部を売却したと報じている。