欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/12

西欧

BMW、炭素繊維を増産

この記事の要約

独高級車大手BMWは9日、軽量素材の供給を拡大するため、炭素繊維大手の独SGLグループと合弁展開する米国の炭素繊維工場の年産能力を3倍の9千トンに引き上げると発表した。 BMWとSGLは、ワシントン州モーゼスレイクにある […]

独高級車大手BMWは9日、軽量素材の供給を拡大するため、炭素繊維大手の独SGLグループと合弁展開する米国の炭素繊維工場の年産能力を3倍の9千トンに引き上げると発表した。

BMWとSGLは、ワシントン州モーゼスレイクにある炭素繊維工場に2億ドルを追加投資し、生産ラインを2本から6本に増やす。これによってBMWが今後の主要材料に位置付ける炭素繊維強化プラスチックの増産を図る。

BMWが6日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の営業利益は前年同期比2.6%増の20億9,000万ユーロと、小幅の伸びにとどまった。同社初の電気自動車(EV)「i3」関連の投資が響いた。最終利益は11.4%増の14億6,200万ユーロ、売上高は3.9%増の182億3,500万ユーロだった。