欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/3

EU情報

7月のユーロ圏景況感指数、4年ぶり高水準

この記事の要約

欧州委員会が7月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104となり、前月の103.5から0.5ポイント上昇した。これは2011年7月以来4年ぶりの高水準。EUがギリシャ救済で合意したことが好感 […]

欧州委員会が7月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104となり、前月の103.5から0.5ポイント上昇した。これは2011年7月以来4年ぶりの高水準。EUがギリシャ救済で合意したことが好感されたとみられている。

ESI はEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。部門別では製造業が0.5ポイント、サービス業が1ポイント、小売業が2.3ポイント、建設業が0.3ポイントの幅で上昇した。消費者は1.5ポイント悪化した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1.1ポイント上回る106.6。主要国ではドイツ、フランス、スペイン、英国が上昇し、イタリアが悪化した。