欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/3

西欧

上期の自動車販売、VWがトヨタ抜き首位に

この記事の要約

世界自動車大手の2015年上半期の販売台数は、独フォルクスワーゲン(VW)が504万台とトヨタの502万台を上回り、上期で初めて世界首位に立った。VWは18年までに世界最大手になるという目標を3年前倒しで達成したことにな […]

世界自動車大手の2015年上半期の販売台数は、独フォルクスワーゲン(VW)が504万台とトヨタの502万台を上回り、上期で初めて世界首位に立った。VWは18年までに世界最大手になるという目標を3年前倒しで達成したことになる。

トヨタが28日発表した上期の販売台数は日本や新興市場での販売低迷が響き、前年同期から1.5%減少した。VWが17日発表した同期の販売台数は前年同期比0.5%減。欧州、北米で好調だったが中国で落ち込み、わずかながら前年同期を割り込んだものの、下げ幅はトヨタを下回り、最大手に浮上した。3位の米ゼネラル・モーターズ(GM)は1.2%減の486万台だった。

一方、VWが29日発表した上期の純利益は前年同期比0.4%減の55億5,800万ユーロ、売上高は10%増の1087億7,600万ユーロだった。ユーロ安の効果が大きかった。