米後発医薬品(ジェネリック薬)メーカーのラネットは2日、ベルギーの製薬会社UCBの米ジェネリック薬部門であるクレマーズ・アーバン・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。買収額は12億3,000万ドル。
クレマーズは注意欠陥多動性障害(ADHD)や胃食道逆流、高血圧の治療薬など18種のジェネリック薬を投入している。昨年度の売上高は約4億ドル。UCBは免疫性疾患、中枢神経系疾患の治療薬に集中するためクレマーズの売却を決め、米投資会社のアドベント・インターナショナルとアビスタ・キャピタル・パートナーズに15億3,000万ドルで売却することで11月に合意したが、12月に白紙化していた。