欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/9/21

EU情報

EU新車販売が好調維持、8月は11.2%増

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の8月の新車販売(登録)台数は74万4,706台となり、前年同月から11.2%増加した。8月は例年、自動車販売が停滞する時期だが、今年は3カ国を除い […]

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の8月の新車販売(登録)台数は74万4,706台となり、前年同月から11.2%増加した。8月は例年、自動車販売が停滞する時期だが、今年は3カ国を除いて増え、過去1年間で6月に次ぐ高い伸びとなった。(表参照)

販売増加は24カ月連続。同時に発表された7月の販売台数は前年同月比9.5%増の114万318台だった。

8月の販売が前年同月を下回ったのはブルガリア、エストニア、ルクセンブルクだけ。主要市場ではスペインが23.3%、イタリアが10.6%、フランスが10%、英国が9.6%、ドイツが6.2%の幅で伸びた。

欧米の主要メーカーは軒並み増加した。時にPSAプジョー・シトロエン、オペル、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、BMW、ダイムラーが2けたの伸びと好調だった。

日本勢はトヨタが10%増、日産が20.6%増、マツダが24.4%増、スズキが22.4%増、三菱が6.1%増。ホンダは唯一、6.7%減と振るわなかった。