欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/9/21

西欧

ダイムラー、米のSUV生産拠点を増強

この記事の要約

高級車大手の独ダイムラーは18日、傘下のメルセデスベンツが13億ドルを投じて米国の多目的スポーツ車(SUV)生産拠点を増強すると発表した。アラバマ州のタスカルーサ工場が対象となる。 タスカルーサ工場はメルセデスのSUVの […]

高級車大手の独ダイムラーは18日、傘下のメルセデスベンツが13億ドルを投じて米国の多目的スポーツ車(SUV)生産拠点を増強すると発表した。アラバマ州のタスカルーサ工場が対象となる。

タスカルーサ工場はメルセデスのSUVの主要生産拠点。同社は増産、ハイブリッド車など次世代のSUV車生産に向けて、同工場の生産体制のデジタル化を進めるほか、物流施設なども拡充する。これに伴い300人を新たに雇用する計画だ。

メルセデスは米国での販売が好調で、今年1~8月の販売は前年同期比7.3%増の約22万1,000台に増えた。1995年に開設されたタスカルーサ工場の昨年の生産台数は約23万2,000台。今年は30万台生産を見込む。