ポーランド政府はこのほど、2016年から最低賃金を100ズロチ引き上げ、1,850ズロチ(約435ユーロ)とすることを閣議決定した。ポーランドでは毎年9月15日までに翌年の最低賃金を決定しており、15年の引き上げ額は70ズロチだった。
最低賃金引き上げに伴う雇用者の社会保険負担額の上昇により、最低賃金で働く従業員の人件費は今年を212.07ズロチ上回る2,233.70ズロチとなる。
新規に雇用した従業員については、就労1年目に限り賃金を最低賃金の8割にまで下げることができるという特例措置がある。