欧州食品大手のネスレ(スイス)は5日、アイスクリーム事業を英R&Rアイスクリームと合弁化する方向で交渉を進めていることを明らかにした。来年にも折半出資の新会社を設立したい考えだ。
ロイター通信によると、合弁会社の事業規模は30億ユーロで、ネスレは欧州、エジプト、フィリピン、ブラジル、アルゼンチンのアイス事業と欧州冷凍食品事業の一部、R&Rアイスクリームは全事業をそれぞれ持ち寄る。
R&Rアイスクリームは仏投資会社PAIの傘下企業。PAIは新会社設立の数年後に資本を全面的に引き揚げ、その後にネスレが同社の新規株式公開(IPO)に踏み切るという。