2015/11/16

西欧

米後発薬マイラン、ペリゴに対するTOB不成立

この記事の要約

米後発薬大手のマイランは13日、アイルランドの製薬大手ペリゴに対する株式公開買い付け(TOB)が不成立に終わったと発表した。同日までの株式公開買い付け期限までにTOBに応じた株式は40%にとどまり、経営権取得に必要な50 […]

米後発薬大手のマイランは13日、アイルランドの製薬大手ペリゴに対する株式公開買い付け(TOB)が不成立に終わったと発表した。同日までの株式公開買い付け期限までにTOBに応じた株式は40%にとどまり、経営権取得に必要な50%に満たなかった。

マイランは買収を軸とする積極経営で急速に事業を拡大している。同社は中核の後発薬以外の分野で基盤を強化するため、欧米で大衆薬や健康食品事業を展開するペリゴに対し、今年4月に約290億ドルの買収案を提示した。しかし、ペリゴは提案を拒否。マイランは買収額を約340億ドルに引き上げたが、ペリゴが再びこれを拒否したため、9月に敵対的買収に切り替えた。ペリゴはこれに対し、大幅な人員削減と20億ドルの自社株買い計画を発表し、株主に買収提案に応じないよう求めていた。

マイランのクーリー会長は敵対的買収が失敗に終わったことを受け、「ペリゴ―はユニークでエキサイティングな買収機会だったが、当社がさらに成長するための条件に合うターゲットは他にもある」とコメント。すでに複数の買収先候補を選定していることを明らかにし、「業界屈指の強固なバランスシート」を活用して早い機会にアプローチを開始したい考えを示した。