2015/11/30

EU情報

EUの新車CO2排出量、削減目標を達成=EEA

この記事の要約

欧州環境庁(EEA)が15日公表した報告書によると、2014年にEU域内で登録された乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均123.4グラムで、前年比2.5%減となった。EUは2015年までに新車 […]

欧州環境庁(EEA)が15日公表した報告書によると、2014年にEU域内で登録された乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均123.4グラムで、前年比2.5%減となった。EUは2015年までに新車のCO2排出量を平均130グラム以下に抑えることをメーカーに義務づけているが、この目標はすでに13年に達成されている。一方、軽商用車のCO2排出量は平均169.1グラムで、こちらも17年までに平均175グラム以下に抑えるとの削減目標を達成した。

14年に登録された乗用車は約1,250万台、軽商用車は約150万台で、このうちディーゼル車の占める割合はそれぞれ53%、97%となっている。ディーゼル車(乗用車)のCO2排出量は平均123.2グラムで、全体の平均を2グラムほど下回った。

メーカー別にみると、乗用車では引き続き仏ルノーのCO2排出量が平均108グラムと最も少なく、プジョーシトロエン、トヨタ自動車と続いている。ルノーではCO2排出量が95グラム未満の乗用車の割合が34%に上り、これもすべてのメーカーの中で最も高い水準となっている。トヨタは域内で販売されたガソリン車の70%でCO2排出量が平均110グラムと極めて低い水準を達成。日産も電気自動車の販売台数が伸びたことなどから、CO2排出量は13年に比べて約16グラム減り、すべてのメーカーの中で最も大きな削減幅を記録した。

一方、ディーゼルエンジンの排ガス試験をクリアするため違法なソフトウエアを使用していたことが発覚した独フォルクスワーゲンは、現在どのモデルで不正操作が行われたか特定する作業を進めており、EEAはリポートの数値にどの程度の修正が必要になるか現時点では不明と説明している。