欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/11/30

EU情報

11月のユーロ圏景況感指数、前月から横ばい

この記事の要約

欧州委員会が27日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は106.1となり、前月と同水準だった。10月は速報値で105.9となっていたが、上方修正された。 ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とし […]

欧州委員会が27日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は106.1となり、前月と同水準だった。10月は速報値で105.9となっていたが、上方修正された。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別ではサービス業が0.5ポイント、消費者が1.6ポイント、建設業が2.9ポイントの幅で上昇した。製造業は1.2ポイント、小売業は0.6ポイント悪化した。

EU28カ国ベースのESIは前月を0.1ポイント下回る107.6。主要国ではスペインが0.2ポイント上昇したが、ドイツは0.1ポイント、フランスは0.6ポイント、イタリアは0.7ポイント、英国は1.1ポイントの幅で低下した。