自動車部品大手の独ボッシュは10日、ハンガリー東部のハトヴァン工場に189億フォリント(約6,060万ユーロ)を投じて、増強を進めると発表した。生産能力を引き上げて競争力を高めるとともに、顧客サービスの強化を図る。投資額のうち47億フォリントは政府の助成で賄う。2018年に完工の予定で、約600人の雇用を創出する計画だ。
同工場は拡張に伴い、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの制御装置、最新型の中・長距離レーダー、各種センサーの製造を強化する。
ハトヴァン工場は1998年の設立。ボッシュの自動車部品部門の最大の生産拠点で、トランスミッションやエアバッグなどの制御装置に加え、センサー、高級車向けの計器パネルを生産している。