EUの新車CO2排出量、15年は3%減

EUで新車の二酸化炭素(CO2)排出削減が進んでいる。欧州環境庁(EEA)が14日明らかにしたところによると、2015年に域内で販売された新車の走行1キロメートル当たりのCO2排出量は平均119.6グラムとなり、前年から3%低下。同年の目標を達成した。

EUは2015年までに新車のCO2排出量を平均130グラム以下に抑えることを目標としていた。この目標は13年に達成済み。昨年は環境対応車の普及などで、さらに改善が進んだ。EEAは削減が今後も順調に進めば、2021年までに排出量を95グラム以下に削減するという次の目標を達成できるとの見通しを示した。

EU加盟国では15年にエストニア、ラトビア、ブルガリアを除いて平均排出量が130グラムを下回った。最低はオランダの101.2グラムだった。

域内で同年に販売されたハイブリッド車、電気自動車は、新車販売全体の1.3%にとどまっているものの、電気自動車は前年比50%増の約5万7,000台に急増した。

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