EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の2月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.8%低下し、2カ月ぶりのマイナスとなった。前月は1.9%の上昇だった。(表参照)
分野別では衣料、食品など非耐久消費財が1.8%低下と大きく下落したほか、エネルギーが1.2%、資本財が0.3%、耐久消費財が0.4%の幅で低下した。中間財は横ばいだった。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.7%低下。データが出そろっている24カ国では15カ国で落ち込んだ。主要国の下げ幅はドイツが0.7%、フランスが1%、イタリアが0.6%、スペインが0.2%、英国が0.3%となっている。
前年同月比ではユーロ圏、EUとも0.8%上昇したが、上げ幅は前月のそれぞれ2.9%、2.7%を大きく下回った。