EU統計局ユーロスタットは13日、2016年1~3月期の域内総生産(GDP)の改定値を発表した。これによるとユーロ圏は前期比0.5%増となり、上げ幅は前期の0.3%から大きく拡大したが、速報値の0.6%から0.1ポイント下方修正された。(表参照)
前年同期比の伸び率は1.5%で、こちらも0.1ポイントの下方修正となった。EUベースのGDPは前期比0.5%増、前年同期比1.7%増で、速報値と同水準だった。
これまでにデータがでそろっているのはEU20カ国。前期比の伸び率はギリシャ、ポーランド、ハンガリー、ラトビア、エストニアの5カ国を除いてプラスとなった。主要国ではドイツの上げ幅が個人消費、設備投資の増加に支えられ、前期の0.3%を大きく上回る0.7%に拡大した。このほかスペインが0.8%、フランスが0.5%、英国が0.4%、イタリアが0.3%の幅で伸びた。