欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/6/2

EUその他

武田薬品の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬、欧州委が認可

この記事の要約

武田薬品工業は5月28日、潰瘍性大腸炎とクローン病の治療薬「Entyvio」(一般名vedolizumab)が欧州委員会から販売認可を取得したと発表した。これによってEU28カ国のほか、欧州自由貿易連合(EFTA)に加盟 […]

武田薬品工業は5月28日、潰瘍性大腸炎とクローン病の治療薬「Entyvio」(一般名vedolizumab)が欧州委員会から販売認可を取得したと発表した。これによってEU28カ国のほか、欧州自由貿易連合(EFTA)に加盟するノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインでの販売が認められる。

潰瘍性大腸炎とクローン病は、炎症性腸疾患(IBD)の二大疾患。武田薬品によると、患者数は欧州で約220万人、全世界で400万人以上にのぼる。両疾患に有効な生物学的製剤として認可されたのは初めてという。「Entyvio」は先ごろ、米国で承認されたばかり。