欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/6/9

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏、設備投資・輸出の伸び鈍化

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットは4日、2014年1~3月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。ユーロ圏のGDPは速報値と同じ前期比0.2%増で、4四半期連続のプラス成長となったものの、伸び率は前期の0.3%から鈍化。設 […]

EU統計局ユーロスタットは4日、2014年1~3月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。ユーロ圏のGDPは速報値と同じ前期比0.2%増で、4四半期連続のプラス成長となったものの、伸び率は前期の0.3%から鈍化。設備投資、輸出の伸びが大きく縮小した。(表参照)

ユーロ圏では個人消費が前期比0.1%増、公共支出が0.3%増となり、それぞれ前期の横ばい、0.4%減からプラスに転じた。しかし、景気の先行指標とされる設備投資は0.3%増と、伸び率は前期の0.9%を大きく下回った。輸出伸び率も1.4%から0.3%に縮小した。

ユーロ圏の前年同期比のGDPは0.9%増、EUベースのGDPは前期比0.3%増、前年同期比1.4%増で、速報値と変わらなかった。ユーロ圏の13年10~12月期のGDPは前期比0.2%とされていたが、0.3%に上方修正された。