2014/6/9

EUその他

温効ガス削減目標、12年時点で「ほぼ達成」

この記事の要約

欧州環境庁(EEA)が3日公表したリポートによると、EU域内における2012年の温室効果ガス排出量(確定値)は基準年の1990年比で19.2%減となり、EUが公約している20年までに温室効果ガスを少なくとも20%削減する […]

欧州環境庁(EEA)が3日公表したリポートによると、EU域内における2012年の温室効果ガス排出量(確定値)は基準年の1990年比で19.2%減となり、EUが公約している20年までに温室効果ガスを少なくとも20%削減するとの目標がほぼ達成されたことが確認された。一方、京都議定書で08-12年に90年比8%の排出削減が義務づけられた従来からのEU加盟15カ国では、目標を大幅に上回る11.8%の削減(京都メカニズムを通じた削減分を除く)を達成した。

EU28カ国における12年の温室効果ガス排出量は前年比1.3%減だった。主に輸送部門と産業部門で温室効果ガス排出量が大幅に減少したほか、再生可能エネルギーの利用比率が上昇したことが排出削減につながった。国別に見ると、イタリアでEU全体の削減幅の45%を記録したほか、ポーランドが2番目に削減幅が大きかった。これに対し、英国とドイツでは固形燃料の消費量が増加した結果、温室効果排出量が前年の水準を上回った。

一方、リポートによると、1990-2012年に温室効果排出量が19%減となったのに対し、域内総生産(GDP)はこの間に45%の伸びを記録した。EEAのHans Bruyninckx事務局長は「EUは経済成長を実現しながら、同時に温室効果ガス排出量を減らすことが可能であることを証明した」と指摘している。