電機大手の独シーメンスが1月31日発表した2016年10~12月期(第1四半期)決算の純利益は19億500万ユーロで、前年同期から25%増加した。鉄道設備事業の減収で減益となったモビリティ部門を除いく全部門で増益を確保。特に風力発電タービンなどを手がける再生可能エネルギー部門、デジタルファクトリー部門が好調だった。
売上高は1%増の191億1,900万ユーロ。シーメンスは同期が好調だったことを受けて、17年9月通期の業績見通しを上方修正し、製造部門の利益率を従来予測の10.5~11.5%から11~12%に引き上げた。