欧州委員会は25日、フランスとオランダの食品3社がマッシュルームの缶詰の販売で価格カルテルを結んでいたとして、総額3,225万5,000ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。
カルテルを結んでいたのはオランダのリュテス、プロシャンと仏ボンデュエル。欧州委によると、3社は2010年から1年以上にわたって欧州の小売り、卸売り業者へのマッシュルーム缶販売で談合し、価格を吊り上げていた。
制裁額はボンデュエルが3,020万4,000ユーロ、プロシャンが202万1,000ユーロ。リュテスはカルテルを通報し、摘発に協力したことから、制裁を全額免除された。他の2社に関しては、カルテル疑惑が浮上して欧州委の調査対象となった企業が調査段階でカルテルに関与したことを認め、調査に協力すれば制裁額を減額する和解手続きに応じたため、制裁を10%減額した。