欧州エンジニアリング大手のABB(スイス)は27日、鉄骨構造部門のマイヤー・スチール・インダストリーズを米トリニティ・インダストリーズに売却することで合意したと発表した。売却額は6億ドル。
マイヤー・スチールは米国に本社を置き、北米の電力会社に送電用の鉄柱を供給している。米電気設備部品メーカー、トーマス&ベケットの子会社だった。ABBが2012年にトーマス&ベケットを買収した際に、同社の傘下に入った。
ABBは非中核事業整理の一環として、マイヤー・スチールの売却を決めた。9月末までの売却手続き完了を予定している。