欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/6/30

東欧・ロシア・その他

ハンガリー中銀が利下げ、過去最低の2.3%に

この記事の要約

ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は24日、政策金利である2週間物預金金利を2.40%から過去最低となる2.30%に引き下げた。利下げはこれで23カ月連続となる。 MNBの金融政策委員会は、低インフレ環境が長期化する […]

ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は24日、政策金利である2週間物預金金利を2.40%から過去最低となる2.30%に引き下げた。利下げはこれで23カ月連続となる。

MNBの金融政策委員会は、低インフレ環境が長期化する可能性が高いと指摘。「インフレ見通しを踏まえるとともに、経済に関連したリスク認識や経済成長の加速を考慮に入れると、慎重な金融政策の緩和がさらに行われる可能性が高い」と述べ、追加利下げの余地があるとの見方を示した。

中銀は24日に発表した四半期インフレ報告書で、今年のインフレ見通しを0.7%から0.0%へ、来年は3%から2.5%へそれぞれ下方修正した。また、今年の国内総生産(GDP)成長率予想を2.9%とし、3月時点の2.1%から引き上げた。ただ、来年の成長率予想は2.5%で据え置いた。