EU統計局ユーロスタットが10日発表した2014年1~3月期の住宅価格統計によると、ユーロ圏18カ国の平均価格は前年同期比で0.3%下落した。住宅価格の下落は、統計が開始された12年7~9月期から7期連続。ただ、下げ幅は前期の1.5%から大きく縮小した。(表参照)
EU28カ国ベースでは1%上昇した。国別では、データが出そろっている23カ国のうち13カ国で上昇、10カ国で下落し、明暗が大きく分かれた。主要国ではスペインが1.6%、フランスが1.4%、イタリアが4.5%の幅で下落。英国は8%の上昇となった。