チェコ中銀が追加利上げ、政策金利1.25%に

チェコ中央銀行は2日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.25ポイント引き上げ、1.25%とした。利上げは今年3回目で、金融引き締めに転じた昨年8月以降では5回目。8月からの利上げ幅は計1.2ポイントに達した。

通貨コルナが値下がりし、輸入コストの増大を招いてインフレが高進していることから追加利上げに踏み切った。ロンバート金利(上限金利)も0.25ポイント、公定歩合(下限金利)は0.2ポイント引き上げ、それぞれ2.25%、0.25%に設定した。

同国の6月のインフレ率は前月から0.4ポイント増の2.6%まで上昇し、昨年9月(2.7%)以来の高水準となった。過去12カ月の平均上昇率は2.3%で、中銀が目標とする2%を上回る状況が続いている。

中銀は昨年8月に9年半ぶりの利上げに踏み切り、金利を0.05%から0.25%に引き上げた。今年は2月と6月に追加利上げを行い、それぞれ0.75%、1%としていた。

上部へスクロール