独自動車大手のBMWは7月31日、ハンガリーに生産拠点を設けると発表した。約10億ユーロを投じ、最大15万台の年産能力を持つ工場を建設する。約1年後の着工を見込んでいる。
同工場の設置は欧州での生産の強化が狙い。ハンガリー東部のデブレツェン近郊に建設する。同じ生産ラインでエンジン車も電気自動車(EV)も製造できる体制を整える。中国、メキシコ、米国での投資に続き、最重要市場である欧州でも生産を強化し、世界生産ネットワークの均衡を図る。
BMWはデブレツェンを選んだ理由について、インフラが整っていることや交通の便の良さ、取引のある部品メーカーとの地理的な近さ、人材の豊富さを挙げた。