欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/21

西欧

独エボニック、中国シリコン大手と合弁

この記事の要約

独化学大手のエボニック・インダストリーズは14日、中国のシリコン大手、保利協シン能源(GCLポリー・エナジー)と提携することで基本合意したと発表した。GCL子会社の江蘇中能硅業科技発展と合弁会社を設立。中国で需要が拡大す […]

独化学大手のエボニック・インダストリーズは14日、中国のシリコン大手、保利協シン能源(GCLポリー・エナジー)と提携することで基本合意したと発表した。GCL子会社の江蘇中能硅業科技発展と合弁会社を設立。中国で需要が拡大するヒュームドシリカと高純度四塩化ケイ素を生産する。

両社は江蘇州徐州に合弁の生産会社を設立。エボニックは60%を出資し、経営権を握る。年産能力は2万トンで、2016年から生産を開始する。

江蘇中能硅業は多結晶シリコンを生産している。合弁会社ではその副産物である四塩化ケイ素からヒュームドシリカ「アエロジル」と高純度四塩化ケイ素を生産する。ヒュームドシリカは接着剤など、高純度四塩化ケイ素は光ファイバーに用いられる。光ファイバーの世界需要の半分は中国が占める。