独高級車大手BMWのハラルト・クリューガー社長は11月27日、ロサンゼルス国際モーターショーで、米国でのエンジン、トランスミッション工場建設を検討していることを明らかにした。同国での販売が伸びているためと説明しているが、EUと米国の通商摩擦が悪化しても対応できる生産体制を構築する狙いもあるとみられる。
BMWは現在、米サウスカロライナ州スパータンバーグ工場で完成車を生産している。エンジンとトランスミッションはすべて輸入しており、米国が自動車部品の輸入関税を引き上げると大きな痛手を被ることになる。