高級車大手の独BMWは6月25日、電動車を2025年までに25車種投入するという目標を2年前倒しの23年に実現すると発表した。車両アーキテクチャーに柔軟性があるため、可能になったとしている。電動車の販売台数は25年まで毎年、30%以上、伸ばしていく目標で、21年には19年比で2倍に拡大するとしている。
23年時点で販売する25モデルのうち半分以上は電気自動車(EV)とすることも明らかにした。同社のEVは現在、小型車「i3」だけだが、今年は「ミニ」ブランドのEVモデル(生産地:英オクスフォード)を投入。来年はSUV「iX3」(瀋陽)、再来年はSUV「iNEXT」(独ディンゴルフィング)と4ドアクーペ「i4」(ミュンヘン)を追加する予定だ。
プラグインハイブリッド車(PHV)には、ゼロエミッションが義務づけられた都市の「環境ゾーン」を自動認識し、同ゾーン内ではもっぱら電気走行する「BMW
eドライブゾーン」という機能を20年から標準装備する。